お知らせ
2023年01月01日
新年のご挨拶

新年のご挨拶

 

日本郵船健康保険組合 理事長 日暮 豊

 

新年明けましておめでとうございます。

 被保険者ならびにご家族のみなさまにおかれましては、清々しい新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
また、日頃より当健康保険組合の事業運営につきまして多大なご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

コロナ禍が約3年経過する中、2022年2月のロシアによるウクライナへの侵攻は、感染症への対応のみならず、世界の平和と経済の足元を揺るがす大きな出来事で、その影響により物価の上昇等、将来への不安と不透明さを感じつつも、改めて「健康に平和に日常生活を送れること」の大切さを実感されている方も多いことと存じます。

2022年は健康保険法制定から100年となる節目の年でありました。
健康で安心できる暮らしを保障する国民皆保険制度は、わずかな負担で必要な医療が受けられる重要な制度ですが、コロナ禍により明らかになった医療提供体制の脆弱性や、加速する高齢化、医療費の増加、社会経済低迷などの影響により、現行制度の課題は浮き彫りになっております。このような状況下、健康保険組合連合会によれば、令和3年度決算において、全国1,388健保組合のうち740組合(53.5%)が経常赤字を計上するという状況に置かれています。

こうした中、当健康保険組合では、引続き、社会の変化に柔軟に対応しつつ健全な財政基盤を維持し、事業主と協働した健康経営の推進と重症化予防のための保健事業に取り組んで参ります。病気の早期発見あるいは重症化予防には定期的な健康チェックとその結果と向き合った健康管理が大きな鍵となります。当健康保険組合が実施する各種健診事業は、健康管理を強固なものにする助けとなり、医療費の削減にもつながりますので、是非積極的にご利用いただき、健康を維持されますようお願い致します。

最後になりますが、本年がみなさまにとってすこやかな一年となりますことをご祈念申し上げて、新年のご挨拶とさせていただきます。